いぶきが選ぶ長期期間一気見アニメ
大好きなのはひまわりの種、いぶきです
コロナウイルスによる外出自粛令がある中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。このブログを読んでいるであろう多くのポケモンサークル所属の大学生達は多くの交流会やオフ会の予定を狂わされて、家でただ1人ランクマッチに明け暮れたり、ポケモンカードの一人回しにそろそろ飽きてきたり、そんな感じではないでしょうか?
有り余る時間、心の中は虚無。なんともったいない。
そこで誠に自己満足ながら皆さんに、こんな長期に渡る暇な時間を潰すためのアニメ作品を何本か紹介したいと思います。ぜひ厳選作業やデッキ構築に疲れた時にはこれらのアニメを見ながらより深く、日本のポケモン以外のサブカルチャーに触れてみてはいかがでしょう。
※感想、評価はあくまでも主観と自分の好みです
※今回は長期虚無期間に見るアニメということで二クール以上あるもの、もしくは第二期があるものを紹介していきます
作品紹介
ポケットモンスターXY(&Z)
全140話(XY:93話、XY&Z:47話)
ポケモンのアニメの第六作目のシリーズ。サトシが新しい仲間、シトロン、セレナ、ユリーカとともにカロス地方を冒険する物語。去年の三月に一週間かけて一気見した作品。
まずサトシがかっこいい。ちょいちょいほかのアニメシリーズ見てたけどこの作品のサトシが僕の中では断トツでかっこいい。そしてほかのみんなもちゃんとキャラクターに芯があって魅力にあふれている。全話通してみる四人のそれぞれの成長も見ていて胸にくるものがあった。
そして作画がとてもいい。ポケモンリーグの準決勝、決勝ともにバトルの作画が気持ち悪いほどきれい。そして熱い。語彙力がないのが悔しい。
宇宙戦艦ヤマト2199&2202
全52話(2199:26話、2202:26話)
誰もが知っているであろう二本のSFアニメの代表作。2199年、地球はガミラス帝国なる他の星の人類からの攻撃を受け荒廃していた。その地球を救う装置、「コスモリバース」を受け取るために主人公古代進とその他乗組員たちが「宇宙戦艦ヤマト」に搭乗し遥か彼方にある惑星「イスカンダル」を目指す物語。
昭和から人気がある作品なだけあってストーリーがとても面白いし、ないより熱い。話と展開が熱い。特に2199第18話、2202第17話の宇宙大戦が個人的なお気に入りで、スター・ウォーズシリーズとは全く違う日本風のスペースバトルが展開されていてとてもかっこいい。一番好きな戦艦はアンドロメダです。
涼宮ハルヒの憂鬱
全28話(ここでは二期について触れる)
誰もが聞いたことがあるであろう超がつくほどの有名作。ごくごく普通の高校生主人公キョンが涼宮ハルヒという少し変わったクラスメートに振り回される物語。最近の深夜アニメの原型と言われていて、萌え、異能、学園という三要素が全部入っているアニメは放送当時少なかったらしく爆発的にヒットした。
今どきのラノベに比べてストーリーがとてもシンプルでいろんな人が見やすいと思う。でも逆に今どきのラノベになれてる人には少し物足りないかもしれない。面白いけどハルヒの性格が結構狂ってるから苦手な人は苦手かもしれない。学園祭の回のバンド演奏の作画がすごい。
魔法少女リリカルなのはシリーズ(無印、A's、StrikerS、Vivid、Vivid Strike!)
全76話(無印:13話、A's:13話、StrikerS:26話、Vivid:12話、Vivid Strike!:12話)
王道な魔法少女物語。自称平凡な小学三年生、高町なのはがひょんなことから魔法少女になり、世界を救うお話。いろんなシリーズを通して様々な出会いや別れを重ねることで成長していくなのはを描いている。この作品内では魔法がファンタジーというよりは少し化学チックに描かれていて、魔法を使用する際に用いる道具(デバイス)もデザインがメカメカしい。無印からStrikerSまではなのはがメイン主人公として物語が展開されていく。
またVividではなのはの娘、ヴィヴィオが主人公となり、作品の雰囲気もガラッと変わっていくのも面白い。そしてVivid Strike!になると今まで各々の作品についていた冠詞「魔法少女リリカルなのは」がなくなり(作中になのは本人が登場しないためだと思われる)完全な新キャラクター、フーカを主人公として物語が展開されていく。一応VividとVivid Strike!はつながっていることにはなっているが、Vividがマンガ主体であるためにアニメ内で完結していないにもかかわらず、Vivid Strike!はVividは完結した後の話から始まるのでアニメしか追ってない人からするとかなり混乱する内容となった。(しかもVivid Strike!放送当時は漫画版Vividも完結していなかったため原作を追っていてもよくわからないことになっていた)
一人一人のキャラクターに魅力があってストーリーも面白いのでぜひ見てほしい。
ふたりはプリキュア
全49話
誰もが知ってる女児向けアニメ「プリキュア」シリーズの記念すべき第一作目。ひょんなことから伝説の戦士、プリキュアに変身できるようになった二人の中学二年生、なぎさとほのかが妖精のミップルとメップルとともに悪の勢力ドツクゾーンと戦うお話。コンセプトは「女の子だって暴れたい」
制作スタッフにドラゴンボールの先頭作画担当者がいたりして、魔法少女物とは思えないかなり近接的な肉体戦闘が魅力。ラクロス部に所属しているなぎさが動き回れるのはわかるが科学部のほのかまでもがあり得ない体術で動き回ってるのはさすが初代と言わざるを得ない。初代最強伝説はここから始まるのである。
そして戦闘シーンはもちろんだが日常パートも魅力にあふれている。中学二年生としての友情や恋の悩み。二人の主人公の間のすれ違い。全話通してみるとこの作品が「魔法少女のバトルアニメ」ではなく「ふつうの中学生の変わった日常」を描いたアニメだということを感じる。一回騙されたと思ってみてほしい、とてもおすすめ。
戦姫絶唱シンフォギアシリーズ(無印、G、GX、AXZ、XV)
全65話(各シリーズ13話ずつ)
女の子たちが歌を力に変える「シンフォギアシステム」を使って認定特殊指定災害「ノイズ」に対抗する物語。キャッチフレーズは「少女の歌には血が流れている」。
おそらくは魔法少女物なんだろうけど自分でも言ってて「ほんとか?」ってなるくらいこの作品について書くのは個人的に難しい。登場人物たちがシンフォギアをまとって変身した後のすがたはとてもかっこいいし、物理法則を無視した武装の変形ギミックがあったりして特撮が好きなら間違いなく好きになる。そして子供がメインのアニメとしては珍しく大人たちがかっこいい。本当にかっこいい。ただ唐突に歌いだして戦闘を始めるからその文化になれるのに少し時間がかかるかもしれない。
第一期と第二期はすごくおもしろいけど第三期と第四期は正直少しダレた印象。でも第五期が面白いうえにオールスターズな作品なので全シリーズ見た方がいい。展開が王道で熱いのもまたこの作品の魅力。
Fateシリーズ(stay night、stay night Unlimited Blade Works、Zero、Apocrypha、etc.)
話数:とにかく多い
今となってはソーシャルゲーム「Fate Grand Order」の影響もあって知名度は高いコンテンツだが、アニメとなるとどこから手を出していいのかわからない人が多いシリーズ第一位(当社調べ)。
大まかな話はこんな感じ:「万能の願望器である『聖杯』を呼び出すための『聖杯戦争』という儀式がある。その聖杯戦争では七人の魔術師たちがそれぞれ過去や未来の英雄を『サーヴァント』と呼ばれる使い魔の形で呼び出し戦わせる必要がある。彼らが戦いあうことで聖杯は出現し、最後に生き残った者が聖杯で願いを叶えることができる」。かなりかみくだいて書いてるのでたぶんFateガチ勢に怒られるけど大雑把にはこんな感じ。
元々の第一作目が「Fate/stay night」。主人公衛宮士郎がある日聖杯戦争に巻き込まれてサーヴァント、セイバーとともに儀式を戦い抜くお話。「Fate/stay night Unlimited Blade Works」はこの第一作目のアナザーエンディング。「Fate/Zero」は士郎の育て親、衛宮切嗣が士郎たちの聖杯戦争の十年前に行われた聖杯戦争で戦った様子を描いた作品。「Fate/Apocrypha」はかなり異質で、合計14人の魔術師が7vs7の二陣営に分かれて一つの聖杯を二つの陣営が奪い合う物語。ここに紹介して四作品以外にも外伝やスピンオフが数多く存在するので全部追うのは難しいと思う。迷ったらFate/stay nightから入るのがおすすめ。
登場人物一人一人の信念が濃く描かれてる作品なので登場人物の深みがすごい。そしてバトルアニメの中でもトップレベルのバトル作画を誇っているのがこのFateシリーズの魅力の一つ。FGOはおすすめしない。
風が強く吹いている
全23話
寛政大学の学生寮、竹青荘に住む陸上素人十人が本気で箱根駅伝を目指す物語。
ガ チ で 神 ア ニ メ。僕がいろんなところで散々推している「宇宙よりも遠い場所」の次に好きなアニメ。キービジュアルを見てもわかるように、メイン登場人物が全員男だから腐向けかと思ったらそんなことはない。おそらくジャンルとしてはスポコンだと思うがこれはスポーツアニメというより人生の教科書。それくらい濃い23話になっている。十人全員がそれぞれの悩みやつらい過去を持ち、それをみんなが乗り越えて一つのチームになっていく姿は心が震える。
第一クールOP「Catch up, latency」(UNISON SQUARE GARDEN)もとてもいい曲。特に作品を通して聴くと鳥肌が立ってくる。
終わりに
いかがだったでしょうか(やり切った感)。ここでは僕が特にほかの人におすすめしたい作品を上げさせてもらいました。作品によって記述量が違ったりしますがどれも面白いのでぜひ時間があったら見てください。